康を維持する為に医療と薬に関する人材を育成

知らない人が見たら美味しそうに見える薬”デパケンシロップ”

今は何事もなく過ごしていますが、5〜15歳くらいまで「てんかん発作」があった私は
「デパケンシロップ」という薬を朝と夜の食後に必ず飲んでいました。

 

これはピンク色をしていて、かき氷のいちごシロップに似ています。
普段家で服薬している時は家族も知っているので何も聞かれませんが、学校で宿泊行事があったりすると持って行って服用していたので、友達に「美味しそう。甘い?」と聞かれる度に私は「美味しくないよ」と答えていました。

 

小さい頃から処方されていた薬で、飲みやすさを考慮されていたのか確かに甘めのものでした。でもその後味が口の中に残った状態で、フルーツなどを食べるとその味が分からなくなっていたので当時は嫌いだったんです。

 

また、1年に1回発作の経過をみるため受けていた脳波の検査。
私は中学の途中まで睡眠薬を飲んでから受けていたのですが、看護師さんにそれを「みかんジュースだよ」と言われて渡せれたのを「ジュースじゃない!美味しくない!」と思って飲むまでにものすごく時間がかかっていました。

 

この検査が夏だったのと、ほかの検査も2つあったため、夏休みは通院がたくさんで頭の中に「夏休み=検査」というのが植えつけられました。
検査自体は私が寝ている間に終わっているので問題ないですが、意識が戻ってからが大変。

 

動こうと思っていても体が思うように動かず、酔っぱらった人のようになっていて
まだ飲酒したこともない年齢で、「大きくなってお酒を飲んだら、私はこうなるかもしれない」と思ったくらいです。

 

てんかん発作が落ち着いてきたのは、15歳。
主治医に「薬を減らしていこう」と言われました。もちろん、それを聞いた私は大喜び。

 

それから徐々に量を減らしていき、計量カップに入れられているのが目盛り「1」のところに来た時の私の反応が「これは薬飲むうちに入るか?」でした。
ほんのちょっとの量だったので、入っているのか分からなかったです。

 

それが無くなっても、念のため検査は受けていましたが今度は睡眠薬がない普通の状態で受けました。
そうしてみたところ体もきちんと動き元気でした。

 

薬が無くなってから思ったこと。
「いくら朝と夜だけだったとはいえ、薬がなくてこんなに楽になったのか」ということでした。学生の間の苦しみで終わってよかったです。